【読書NO.2025-1】
それは、『警察官のこのこ日記』(株式会社三五館シンシャ)2025年2月1日初版発行、身バレ覚悟で安沼保夫がつづったというもの。
読み始めは、「警視庁内で私に対する非難や中傷もあるだろうが、本書にあるのはすべて私が実際に体験した事実である」と、あったのでたぶん現役の暴露本かなと思われた。
明治大学を卒業して警察学校で地獄の半年後、交番勤務を終えて機動隊へ。その後刑務課留置係を経て刑事となった警察官の喜びと悲哀が描かれていて面白かった。ただし大笑いするほどのものではなく知らなかった警察の内部事情がよく分かったという意味の面白さ。それとちゃんと法律的な付言が記されていたのもいい。
以前から私がよく行くスーパーへの通り道にいつもパトカーが一旦停止違反を取り締まっている実態(私も一度引っかかった)に、警察官にもノルマがあるのかなと思っていたのだが、あるのかなというレベルではなく、署内はノルマだらけのようで納得できた。また昇進については普通のサラリーマンよりも難しいような気がする。なんとなれば体育系の要素が強くかなりのフラックでもあるから。
最終章では上司に恵まれなかった(今でいうパワハラ)ため著者も退職を考える。40歳巡査部長で超過勤務手当てを含めて900万円を超えていたので3人の子育て費用を考えれば身分保障もあり経済的にも安定している。しかし、夜勤とか盆暮れも休みなく家庭サービスができない。そこで転職サイトから選んだのが同じ公務員の法務技官。ただし減収ではある。退職に当たって上司を内部告発したものの臭いモノにフタで体よく握り潰されたというもの。
そして著者の退職を聞きつけた警察学校時代に最も厳しかったビンタの助教だけが送別会をやってくれて、たった一人の恩師だったというところはちょっとだけ泣かせた。
そういえば、私の大学時代に同じゼミに所属していた知り合いも、機動隊に入ってすぐに退職してその後同じ大学の事務員になっていたことを思い出した。
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より多くの人に楽しんでもらおうと某所に預けてあるウメ盆栽が満開した。

昨日は小庭にシジュウカラがやってきて、急いで撮ろうとしてシャッターを切った瞬間に逃げられた。もしかしたらと思って見てみたのだが写り込みはなく残念。
今日は心筋リハビリの日だって先日の血液検査の結果がでた。例の心筋梗塞再発リスクの指標が先回の221から199に下がっていたことが分かった。理学療法士さんが正常の125まで頑張りましょうと言う。
血液検査のたびに下がっているのでやる気にはなる。
このごろ摂取塩分を緩めているのだが今の食生活を続けながら90歳を目指そうと思う。
この記事へのコメント
アニマルボイス
ただ以前、警察庁などの実情に詳しい人と雑談する機会があったのですが、ドラマのように威張り散らし怒鳴り散らすようなキュリアは皆無なんだそうです。というのもピラミッドがきちんとできているため、言えば部下はやってくれる(やるしかない)ので、むしろ物腰は丁寧なんだそうです。
みずき
態度の悪い人もいるし、現場ですごく
丁寧な人もいるし......まあガチャと
キャリア組かどうかとか制服組かとか
いろんなのが絡み合ってそうという
印象があります。
盆栽の梅、きれいですね(^^♪
夏炉冬扇
読んでみようかな、蔵書点検終わって今日から図書館開きますから。
こちら今年一番の冷え込みです。
斗夢
読む程度です。
新聞の書評や広告を見て、面白そうなものはできるだけ買います。
積読になりますが^^
養老孟司「時間をかけて考える 養老先生の読書論」を読みました。
ほとんど理解出来ませんでしたが、考え方などが面白かったです。
Boss365
『警察官のこのこ日記』ですが「警察の内部事情」あり面白そうですね。警察小説からドラマ化されてものを観ますが、知らない事が多く「覗く」感覚あり。一旦停止違反の取締り、小生近所に2か所ありますが、完全に「ノルマある」と感じていました。予算不足を補うために「違反で徴収するのもあり」と感じます。また、警察官が死亡した時に「二階級特進」などもあり、過酷な仕事、国・国民の為に尽くす特殊な仕事と感じています。ところで、ウメ盆栽が見事に満開、寒波襲来ですが、春の訪れを告げる風景ですね!?(=^・ェ・^=)
wildboar
キャリアといわれる国家公務員総合職試験合格者は警部補スタートですからねえ。
この日記の登場人物の上位者はせいぜい警部で著者に退職を決意させた上司はたたき上げの警部補でした。
wildboar
色んな人がいるでしょうが、いわゆる体系系のスタイルは私にはできませんし合いません。
もう一鉢ある梅盆栽はやっと一輪咲いたところです。
wildboar
日記シリーズは当たり外れが大きいように思います。
夏炉冬扇さんお奨めの「泣ける話、笑える話」と「眠る盃」を入手しました。
wildboar
私が読むのはほとんど布団の中です。目にはあまりよくないように感じます。
養老先生の著書は分かりにくかったという記憶があります。
wildboar
けっこう勉強になった部分もありましたよ。
ちゃんと左右の安全確認はしたもののスピードメーターが0になってなかったので捕まりました。巡査が喜々としていたことを思い出します。
かなり厳しいそしきであることは認めます。
KINYAN
wildboar
梅の次はボケと椿が咲く準備をしています。
JUNKO
ヤッペママ
シジュウカラ残念でした また来てくれますように
wildboar
簡単に読めました。
wildboar
昨年は大きな実が1個なっていたので、今年も期待しています。