卒業

12月7日、先月の作陶は失敗だったので、すっかり忘れていたところ、友人から「焼きあがっているらしいので引き取りに行こう」と、連絡があった。

山の上なのだが、当地の紅葉はこの程度
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成形で失敗しているので、思っている高さの2/3しかない。
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このところ蘭鉢の成形に青磁釉薬をかけていたのだが、もう限界と思うのでそろそろ陶芸を卒業としたい。
本当は合格点に達してからにしたいのだが、もう駄作の増加を止めて撃沈とする。

最後に食器(小鉢)で終了。
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もう、食器棚も満杯なので徐々に廃棄。
下手なので欠けが目立っている。

月1回の陶芸に費やした時間を、さて何に使うのかと考えると思いつくものはない。
ともあれ、寝っ転がっているのもよいのではないかなぁ。

心、乱れる

11月12日、月1回の陶芸の日。
朝から家人と口喧嘩、陶芸に出かける直前はさらに。
先週末、苦労して書き上げた同人誌の原稿には、料理教室の講師であった老夫婦の口喧嘩をしながらの指導は、ベテラン夫婦にはよくあることなので微笑ましかったなどと書いたが、当事者になるととんでもない。

今日も、先回と同じように蘭鉢を作ろうと出かけた。
先回の作品の素焼きが出来上がっていた。
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先回は、高さ20㎝まで上げているので、今日はできれば25㎝を目標としていた。
この教室の高さ制限は25㎝。

1回目に口喧嘩で気持ちが高ぶっている中でも、何とかか20㎝まで上がった。
息を止めてもう少しと思った瞬間、崩れた。
土を練り直して2回目に挑戦。
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またもや。

こういう時は、土もヘタるので何度やってもダメだとは分かっているが。
授業料を支払って手ぶらの帰りはないと、時間目いっぱいでやっとの作品。
これでは蘭鉢とはいえない。右は小鉢、260g、200gは切らないと。
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下手な陶芸で月1回を楽しんでいるのだから、平常心でないといけない。
出かける前から友人に、今日は失敗すると思うと言っていたとおりに当たった。
宝くじは当たらないのに、こういうことはよく当たる。

桜を見る会の安倍ちゃん、今回はマズイのではないかい。
これで上手く修正できれば、我が国が今以上に心配になる。

蘭鉢3体

10月26日、陶芸の日。
今月の陶芸の日が台風で中止になったので、代替でセットされました。
蘭鉢を作ろうと思っていたので、初挑戦しました。

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久しぶりの陶芸、高く上げようと最初の試みは上手くいって、あと5㎝と意識したとたんに潰れてしまいました。
気を取り直して大きいのが18㎝、最初に失敗したおかげで中と低、合わせて3体作ることができました。

雨上がりの今朝、山の上にある陶工房にはドングリがいっぱい落ちています。
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かつては、このドングリのヘタで渋を作って焼きあがったあとに漬けたことがあります。

雨上がりで晴れの朝だったので、今日は今年2度目の朝顔も小さくてもちゃんと咲いてくれました。
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過ごしやすくなったのに、このところ眠りの浅い日が続いています。
同人誌の原稿に追われているからなのかなぁ。
今晩は、原稿のことは忘れて眠ります。

市民美術展

8月30日の今朝も雨。
昨夜、盆栽の友人から「もう焼きあがっていないだろうか? 」と電話があった。この友人を陶芸に誘った責任があるので、今朝「出来上がっていますか? 」と照会したうえで2人で引き取りに行った。
陶芸を始めた頃は、私も焼き上がりが待ち遠しくてドキドキしていたことを思い出す。

2人とも盆栽鉢を作って同じように青磁釉薬をかけている。
違うのは友人は赤い土、私は白い土を使用したところだけ。

私のロクロ成形
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友人のタタラ成形
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これだけの作品を6回目にして作った、友人の熱意と器用さには驚きである。

友人の手びねり
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また、土が違うだけでこれほどの色の差も出たのだ。

たまたま、友人の照会から今朝引き取りに行き、直後に私は先回の自分の作品と併せれば1作品として市民美術展に出展できるレベルではないかと閃いた。
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市民美術展の締め切りが迫っていたので、急遽、タイトルを「青磁二鉢『川の流れのように』」と付し、出品料を添えて申し込んできた。
「奨励賞でもいただければ今後の励みになるのだが」と、担当者等に冗談を飛ばしてきたのだが、無反応。
役所の人はみんな真面目である。
それとも、「ボケ老人が」と呆れているのだろうか・・・。

陶芸の日

8月7日、先月は休んだ陶芸教室、月1回では、まるでお遊びでしかないのだが折角覚えた陶芸なので休みながらでも行っている。
熱中していた時は、3つの教室で月10日は通っていた。

今年の初めからは、盆栽の先輩でもある歳上の友人を陶芸にお誘いしている。
まだ6回目の友人は、タタラ(板)作りで、こんなリッパな盆栽鉢を作ってしまった。
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元々、器用な人なので型を厚手のペニヤ板で作ってきて、それに陶土を貼り付けたわけだ。
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曰く、「型作りの方がよほど簡単であった。」

私が陶芸6回目の頃は、ボール紙を切った型で何枚も土を切って貼り合わせてる程度であったので、作品もヘナヘナであった。

今日の私のロクロ成形による盆栽鉢作品はというと
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もう、数百回も教室通いをしているのに、まだ安定して作陶することができない。

ロクロ成形は土の中心を出すことが、最も大切で最も基本的なこと。
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これで中心は出ていたと思ったのだが、無理をして出したつもりになっていただけなので失敗した。
2回目にやっとだましだまし作ったのだが、気持ちが落ち着いていないので駄目である。

この教室は、10時~15時までに成形と道具の清掃まで終えなければならないのでハードではある。
ロクロの回転台で直に成形すると、作品を乾燥のために取り出す時に苦労する。
そこで回転台の上に円形ベニヤ板をはめて作陶すれば、板ごと外して乾燥させることができる。
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ところがロクロの回転台とはめる板の間に微妙に隙間が生じているので、それだけて素人には上手く中心が出せない。
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回転台と板の間に薄い布を被せることで、ブレが生じなくなることを教えたくれたのは新しい先生であった。
これまでの何人もの先生は教えてくれなかったし、気が付かなかった自分も不勉強であった。

友人は、このような板を寸分の狂いもなく作る技術を持っているだろうと確信している。
不勉強な素人陶芸は、道具と心と技術が揃ったときでしか上手くいかない。